割れやすいパイ生地をこの 大きさに保持するために、約1センチの厚みを持たせてある。これをザクザクとしっかり噛んで食べることにより、薄く焼かれたパイでは味わうことのできない食感が得られる。
またそのボリュームにより、練り込まれたバターから広がる優しいミルク香や、表面の砂糖が溶けてこんがり焼き上げられたキャラメル味が、万人にもわかりやすいよう際立たせている。
規則正しく折り込まれた生地はたっぷり空気を含み、幾重もの層が美しい配列をなし、均一に膨らみ平面に焼き上がる為に、正確な仕込み、折り、成形、焼きが決め手となる。簡単そうに見えるが実は難易度の高い焼き菓子となっています。